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山鉾巡行と辻回し
「動く美術館」と呼ばれる山鉾が市中を巡る。交差点で重い鉾を回す「辻回し」が最大の見せ場。

千年の山鉾が、京の夏をゆく。── 動く美術館の巡行。
七月のひと月まるごとが祇園祭。なかでも前祭・後祭の山鉾巡行が最大のハイライトだ。
八坂神社を中心に、四条通・烏丸通など京都の中心市街が舞台。山鉾町に駒形提灯が並ぶ。
懸装品で飾られた山鉾、宵山の灯、神輿の渡御。京の夏のすべてがここに。見どころは三つ。
「動く美術館」と呼ばれる山鉾が市中を巡る。交差点で重い鉾を回す「辻回し」が最大の見せ場。
巡行前夜、駒形提灯に灯がともり、祇園囃子「コンチキチン」が町に響く幻想的な夜。
本来の神事の中心。八坂神社の神霊を乗せた神輿が氏子地域を渡る。
山鉾を立て、囃子を奏でるのは、各山鉾町に住む人々だ。町ごとに伝わる懸装品を守り、組み立て、巡行へ送り出す。千年のあいだ、京の町衆が手から手へ受け継いできた祭りだ。