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船渡御
かがり火を焚いた約100隻の船が大川を行き交う。船上の囃子と掛け声が水面に響く。

船と花火が、大川を埋める。── 日本三大祭のひとつ。
七月二十四・二十五日。菅原道真を祀る大阪天満宮の祭。陸を行列が進み、夜は船と花火が大川を彩る。
大阪天満宮と、市内を流れる大川(旧淀川)が舞台。水の都・大阪らしい川の祭り。
陸の行列、川を埋める船、そして夜空の花火。水都・大阪の総力戦だ。見どころは三つ。
かがり火を焚いた約100隻の船が大川を行き交う。船上の囃子と掛け声が水面に響く。
船渡御と同時に上がる奉納花火。川面に映る光が、祭りを最高潮に押し上げる。
願人が大太鼓を打ちながら体を揺らす「からうす」など、勇壮な陸の行列。
天神祭を担うのは、「講」と呼ばれる人々の集まりだ。太鼓を打つ講、神鉾を担ぐ講、船を出す講。役割ごとに結束し、千年の祭りを支える。大阪の街の心意気がそのまま祭りになっている。